2020年6月にデュピクセント治療を初めて1年が経過しました。
今回はこの1年でどれくらい肌が改善されたか、あと、どのくらい出費したか見てみようと思います。
(前回接種時の体験談も一応添付しますので、参考にしてください)
そもそも「デュピクセント」って・・・・
- 既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎
- 気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない重症又は難治の患者に限る)
- 鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎(既存治療で効果不十分な患者に限る)
以上、3点に対して効能又は効果をもつ薬剤です。
今回の体験談については、以下の方に読んでいただきたいと考えています。
- あなた自身がアトピー性皮膚炎で悩んでいて、
デュピクセントを使用を検討されている方 - あなたの身近の大切な人が、アトピー性皮膚炎で悩んでいて、デュピクセントの使用を勧めようか検討されている方
- デュピクセントを既に使用しており、今後の治療の参考にしたい方
- アトピー性皮膚炎の治療について知りたい方
上記について、1つでも当てはまる方は、ぜひお読みください。
ここから先は、実際の症状の写真を使用しています。
病気を知っていただく想いで掲載していますので、ご理解いただける方は、ここから先へ読み進めてください
また、ここに記載されている内容はあくまで個人的な感想です。
実際にデュピクセント治療をご検討されている方は、主治医にご相談ください。
現在のお肌の様子(近況)
顔
横顔を比較してみました。
顔は、いい時もあれば悪い時もあるのですが、悪い時は2020年9月のような状態になります。
2021年7月の写真はいい状態の時の写真です。
悪い時でも引っかいたり血が出たりということはないのですが、赤みを帯びたりすることが多いです。
季節の変わり目・ストレスなどで悪くなったりしますね。
デュピクセント治療を始める前から、ストレスなどで肌が悪くなるっていうのは変わっていません。
手首
去年の手首の状態と比べてみました。
昨年はポツポツと湿疹の跡がありましたが、現在は全く跡形もなくなりました。
日焼けも普通にしていて、毛穴もみえるようになりました。
足
前回とアングルが違いますが、足を比べてみました。
以前から足については膝関節裏に湿疹の名残が残っている感じでしたが、今回写真を撮影した時は、ちょうど膝関節裏や太ももがかゆかったので、少しひどくなっています。
ほったらかしにしても、これ以上ひどくなることはないのですが、処方された塗り薬を塗っていれば、より早く治る感じです。
足だけに限らず、全身のどこの部位でも、たまにかゆくなるけれども、出血したりなどすることなく自然に治癒することが多いです。
胸部・腹部
2019年12月の写真は、デュピクセント治療を始める半年前のものです。
飲酒後で体が赤くなっている上に、全身かゆかった時期なので、皮膚表面がざらざらした感じです。
デュピクセント治療を始めて、体が赤くなるようなことは少なくなりました。
身体全体に熱を帯びることがなくなったので、かゆみもおさまった感じです。
現在も脇腹や首回りなどがかゆくなることはありますが、以前のようにひどくなることはありません。
デュピクセント治療にかかったお金(治療開始1年)
現在、三か月に1度通院して、三か月分のデュピクセント(半月に1度注射するため、計6本)を処方してもらっています。
そのため3か月に1度の通院で、「クリニックで支払う診察代」と「薬局で支払う薬代」を支払っています。
「クリニックで支払う診察代」は、毎回だいたい2,500円くらいです。
「薬局で支払う薬代」については、3回目の通院までは81,000円くらい支払っていました。
元々は、40万円くらいする薬代なのですが、高額療養費制度を利用して、1回の支払いで81,000円くらいに抑えることができています。
ちなみに自分の所属する健保組合に、事前に「限度額適用認定証」の交付を申請して、薬局での支払い時に「限度額適用認定証」を提示すると、高額療養費制度を適応した額(私の場合は81,000円くらい)にしてくれます。
「限度額適用認定証」がないと、薬局で保険証で通常の3割負担の額を支払った後、健保組合に高額療養費の還付を申請して、お金を振り込んでもらう形になるので、めんどくさいです。
「限度額適用認定証」の有効期間は発行から1年です。
期限が切れる前に、発行申請をして、交付してもらっています。
さらに4回目の通院・支払(2021年3月)からは、高額療養費制度の多数該当のルールに当てはまったため、支払額が安くなって、44,000円くらいになりました。
3ヶ月で44,000円・・・1か月で15,000円くらい・・・
1日に換算すると500円くらい・・・
1日500円でかゆみから解放されて、肌がキレイになるんだったら、この薬使い続けたいなぁと思ってます。
多数該当とは・・・
療養を受けた月以前の1年間に、3ヵ月以上の高額療養費の支給を受けた(限度額適用認定証を使用し、自己負担限度額を負担した場合も含む)場合には、4ヵ月目から「多数該当」となり、自己負担限度額がさらに軽減されます。
全国健康保険協会(協会けんぽ)ホームページより
結局、1年間にかかったお金は・・・
2020年6月(1回目)・・・診察代:2,500円 + 薬代:81,000円
=83,500円
2020年9月(2回目)・・・診察代:2,500円 + 薬代:81,000円
=83,500円
2020年12月(3回目)・・・診察代:2,500円 + 薬代:81,000円
=83,500円
2021年3月(4回目)・・・診察代:2,500円 + 薬代:44,000円
=46,500円
で、おおよそ297,000円でした。
ちなみに、医療費について確定申告すると・・・・
3万円弱くらい、還ってきました。(ふるさと納税分の還付金額も含まれているので、正確な医療費分の還付金額はわかりません・・・💦)
微々たる額ですが、ないよりはマシですね。
ちなみに直近の支払額は・・・
2021年6月(5回目)・・・診察代:2,500円 + 薬代:44,000円
=46,500円
でした。
私の健康保険証は協会けんぽなので、年間30万円の医療費でも一番出費を抑えられている額なのですが、大手企業さんなどが独自で運営している健保組合などでは、健保組合独自で補助金を出してくれる場合もあるようです。
最後に
今回は治療開始して1年たったので、少し振り返る形にしてみました。
結局のところ・・・
肌はよくなった。
かゆいときもあるけど、そんなにひどくならない。
出費に見合う改善は感じている。
出費は年間30万円くらい。
注射は半月に1度。
健保組合に限度額適用認定証の発行申請を忘れない。
ちゃんと塗り薬ももらってます。
っていうところがまとめになります。
デュピクセント関係の記事としては久々でしたが、今後も不定期に続けていきたいと思っています。
とはいっても、そんなに書くネタがないんですよねぇ・・・(笑)
ということで、今回の記事が、デュピクセントの使用を考えてらっしゃる方の参考になれば幸いです。
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