![](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-25_08h46_51.png)
皮膚科に行ったら、ロコイドっていう薬をもらったんだけど、
これってどういうものなの?
アトピーで皮膚科に行った時にもらう薬って、
いろんな種類があって、
何が違うのか、よくわからないですよね。
そんな中で、薬局からもらえる「ロコイド軟膏」。
ということで今回は、私も処方されている「ロコイド」について解説していきます。
- 軟膏とクリームの2種類がある
- ステロイドの塗り薬
- 腫れや赤みをすみやかにとり、かゆみや痛みをやわらげる
- 病気の原因そのものは治せない
- 皮膚をいい状態にし、かきむしりによる悪化の悪循環を断つという意味で有用
- 薬局でも買える
- 目に塗っちゃダメ!!
成分
![](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-26_11h31_09.png)
ヒドロコルチゾン酪酸エステルっていう副腎皮質ホルモンが配合されています。
ステロイド剤と呼ばれるものです
構造式を見ても、よくわかんないですね・・・
一般的に、ステロイドには炎症をしずめる強い作用があり、
短期間で皮膚炎をおさえることができて、腫れや赤みをすみやかにとり、
かゆみや痛みをやわらげます。
でも・・・
病気そのものは直せない
っていうところが特徴です。
ステロイド剤については、コチラ👇👇をご覧ください。
価格
鳥居薬品から発売されており、1gあたり1.29円です。
だいたい5gチューブとか10gチューブをよくみかけるので、
5g=6.45円 10g=12.9円です
![ぐへ](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2046779.jpg)
値段、安っ!!
価格が安いと思っちゃいますが、実際は、病院の診察代・処方箋代・調剤代などがプラスされるので、合計の治療代としては、もっと高くなります。
通販でも、「ロコイダン軟膏」「ロコイダンクリーム」という名前で売っています。
成分もヒドロコルチゾン酪酸エステルで同じものです。
そして、製造元も鳥居薬品で同じです。
(ロコイダンの販売はクラシエ薬品ですが、製造元は鳥居薬品となっています)
しかし・・・・濃度が違うんです。。
市販のロコイダンは0.05%
医療用のロコイドは0.1%
なので市販の方が少し弱いと言えます
ロコイド軟膏・クリームは、医療用医薬品で、医師の診断のもと、処方せんがないと購入できないお薬です。
ランキング
![](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-26_14h51_40.png)
病名別処方ランキング検索してみたら、アトピー性皮膚炎部門で
堂々の・・・
第1位でした!!
いかにこの薬が、アトピー治療もしくは皮膚疾患に
広く使われているかが、わかります。
分類
![](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-26_10h11_54-1024x692.jpg)
ステロイド外用薬の強さは、もっとも強い1群から、弱い5群の5段階に
ランク付けされています。
今回紹介するロコイドは、「Ⅳ群・Mild」に属します。
外観・中身
外観
![](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-26_10h17_24-1024x692.jpg)
家にあったロコイドを並べてみました。表面です。
ロコイドには「クリーム」と「軟膏(なんこう)」があります。
写真では5gと10gがありますが、ほかにも・・・
![](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-26_15h46_55.png)
ロコイド100g もあるようです。
![](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-26_10h27_45-1024x563.jpg)
裏面です。
紫色のほうのロコイドは、顔に塗るように処方されたので、
薬局で「かお」のシールが貼ってもらっています。
中身
![](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-26_10h23_48-1024x377.jpg)
外観が黄色いロコイドは、中身がクリームです。
クリーム性状なので、塗り広げやすくなっています。
![](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-26_11h13_46-1024x446.jpg)
外観が紫のロコイドは、中身が軟膏タイプで、透明色で手にくっつく感じです。
手についてべたべたしますが、汗で落ちにくく、保湿性もありそうです。
軟膏とクリームで比べてみると、利用者目線では、使い心地などが違うので、
患部の位置や状態により適したものを、選択していきたいところです。
![](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-26_15h07_06.png)
上の図の通り、同じ有効成分の薬でも、
軟膏とクリームの違いで、有効率の違いがあるようです。
主治医と相談の上、自分に合ったタイプを選んでいくとよさそうです。
使い方
![](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-26_10h03_29-1024x284.jpg)
私が薬局でもらったお薬リストです。
使用回数は、通常1日に2回ないし1回です(朝、夕または入浴後)と薬剤師さんから説明がありました。
ステロイドの弱い薬なので、顔に塗るようにしています。
症状により用法・用量が違いますから、医師の指示どおりにしてください
念のため、使い方について調べたところ、同じような記述がありました。
一般的には、症状が軽度の場合に、ロコイド軟膏などの「普通(Medium)」以下の強さのステロイドの塗り薬が使われます。また、皮膚が薄くお薬を吸収しやすい小さなお子さんや、顔まわりや陰部など皮膚が薄い部位にも用いられます。
EPARK くすりの窓口
副作用
![](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-26_14h39_16.png)
薬本体にも書いてありますが、
「眼科用として角膜、結膜には使用しない」
となっています。要するに、、目(まぶた)に塗るな
ってことですね。
![](https://guheblog.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-25_09h55_57.png)
塗ったらどうなるの??
目に入らないように注意して塗らないといけません。
大量に目に入ってしまうと、緑内障を引き起こす恐れがあります。
目の周囲に使用する場合は、緑内障に念のため注意が必要です。目に大量に入ると、眼圧が上昇し緑内障を引き起こすおそれがあります。なお、アトピー性皮膚炎に合併するアトピー白内障は、目をこするなど外傷によることが多く、ステロイド外用薬の影響は少ないと考えられています。
おくすり110番
その他の副作用としては、
接触皮膚炎(かぶれ)、皮膚が白くなる、萎縮し薄くなる、てかてか光る、しわ、潮紅、毛細血管拡張、乾燥肌、酒さ様皮膚炎(赤ら顔)、紫斑、ニキビ、多毛 etc…
いっぱいありますが、1~2週間使う程度でしたら ほとんど副作用はないといわれています。医師の指示通りの用法・容量をまもり、
なにかあればすぐに主治医に相談する心構えがあればよいのではないかと思います。
私のように、安易に漫然と使用しないでください!!
顔や全身が赤くなったり、大変なことになります。
まとめ
- 軟膏とクリームの2種類がある
☞使用感が違ったり、症状によって効き方が違う - ステロイドの塗り薬
☞医師の指示を守って使用すればOK - 腫れや赤みをすみやかにとり、かゆみや痛みをやわらげる
☞ステロイド剤の特徴です - 病気の原因そのものは治せない
☞対症療法です - 皮膚をいい状態にし、かきむしりによる悪化の悪循環を断つという意味で有用
☞とりあえず、痛いところかゆいところをなんとかします - 薬局でも買える
☞でも市販のほうが少し弱い、といえます - 目に塗っちゃダメ!!
☞やむを得ない場合は、目に入らないように塗ること
私も、ロコイドを使用していますが、医師の指示を守って、
ちゃんと考えて使用すれば、それほど副作用が怖いお薬ではない印象です。
小さいお子さんに使用する場合、短期的に塗ってきれいに直して、
こういう薬を使わなくて済む人生になってほしいです。
ということで、今回はここまでです。
ではでは、
お疲れさまでした!!
コメント